レポート
「仏ジャルダン・ド・コカーニュに学ぶ就労支援シンポジウム」(2014.06.07)
2014年6月7日(土)、新得町サホロリゾートで「第1回ソーシャルファームジャパンサミット in 新得」が開催され、宮嶋望も参加した「仏ジャルダン・ド・コカーニュに学ぶ就労支援シンポジウム」が行われました。ジャルダン・ド・コカーニュとは、耕作放棄地を活用しながら、持続可能な有機農業によってさまざまな困難を抱える人々の社会復帰をめざす活動に取り組んでいる、フランスのアソシエーション(非営利活動法人)。フランス在住のジャーナリスト南谷佳子さんの解説と通訳によるジャン・ギィ・ヘンケル代表が語る活動の理念と実践は、世の中の生産と流通、消費に新たな回路を作ることの意味や意義を、集まった人々に考えさせました。
シンポジウムで提示された、グローバリズムの奔流の制御をめざす「社会的連帯経済」や、不利な立場にある人々の生き方や就労をビジネスの手法で支えていく「ソーシャルファーム」という文脈は、共働学舎が創立以来取り組んできたこととも深く響き合うもので、宮嶋はそのことをめぐってトークを行いました。
(テキスト/谷口雅春、写真/露口啓二)